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会話のようなライブ

先日、仙台を拠点に活動されているサックスプレイヤーの

安田智彦さんのライブを聴きに行ってきました。

近藤淳さんとのデュオ、選曲、どれをとっても素晴らしかった。

光栄なことに、このライブのラジオCMも読ませて頂いたのですが、

「二人の演奏はまるで会話のよう」という謳い文句があったとおり、

話しているかのようにナチュラルに演奏がはじまる。

吹くぞーという気負いが全くない。どう?みたいな軽さ。

それでいて、染み入るような、さりげない甘さがある音色、

素晴らしいです。

実は僭越ながら、高校生の時、安田さんにサックスを習っていた時期があり、

私にとってのジャズサックスの大先生でもあります。

今日はそのお話を。

中学1年から吹奏楽でサックスをはじめたのは、

何を隠そう、ジャズを吹きたかったから。

おじさんがブウォーッっていう音で鳴らすサックスの音に憧れたものの、

吹奏楽のサックスは、きれいに、きっちり、合わせること。

勿論、吹奏楽時代に学んだことはたくさんありますが、

はみ出しものだった私は、ほぼ90パーセントの生徒が

クラシックの曲を演奏するソロコンクールで、

2年生の時はバート・バカラックの「Alfie」、

3年にはジョージ・ガーシュインの「Love is Here to stay」を吹くという。

自己流のジャズっぽい吹き方だったけど、でも気持ちよかったなあ。

ガーシュインを吹いたのは、加美町・中新田のバッハホールでした。

今も、当時のステージでの感覚はよく覚えています。

中学を卒業し、高校に入ってから、念願のアルトサックスを購入して、

今度こそ、ジャズをちゃんとやりたい。

自己流ではなく、きちんとプロの方に教わろう。

人づてに安田先生という方が教えているというのを聴き、

レッスン教室のドアを叩いたのが高校2年生の時。

安田先生は、絵に描いたようなジャズマンでした。

続く。笑

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