夢教室
仙台市の「夢教室」という取り組みにお声掛けいただきました。
様々な分野の方がこどもたちにお仕事の話をするプログラムで、
年間3~40回、市内の学校をまわっているそう。
訪れたのは、秋保にある馬場小学校。
秋保大滝の手前にあり、長閑な自然に囲まれた木造の校舎は、
廊下や教室もゆったりと広く、温かい雰囲気。
全校生徒も30人ほどの、ゆったりとした環境です。
私がお話させて頂いたのは、5人の小学5年生。
少人数であることを生かしたものにしたく、ワークショップ形式にして、
絵がないラジオの特性を体感してもらうために、
まずは写真を見ながら、声だけで特徴を伝えて貰いました。
例えば、ラーメンの写真から、どうしたら「美味しい!」と思わせられるか。
秋保温泉の露天風呂の写真を見ながら、
どうやったら聞いている人に気持ちよさを伝えられるか。という風に。
皆自分の言葉でしっかり伝えてくれました。
後半は、「夢」をテーマに隣同士の人と、質問にし合いっこを。
「昨日見た夢について」、「6年生になったらしたいこと」などのトピックを
それぞれ考えて貰い、お互いに質問をしていくもの。
「僕は、野球選手になって活躍したいです。」
「じゃあ、世界で活躍したいですか?」
「うぅん。日本で活躍したい。」
男の子チームでこんな会話が。
「どうして日本でなの?」
「英語が喋れなくて、ヒーローインタビューが面倒だから。」とのこと。
「じゃあ、もし英語が喋れたら、世界で活躍したい?」私がそう聞くと、
うなずく彼。
「NO」と答えた裏にある「本音」を見つけることで会話がぐっと深まる。
インタビューのお仕事もこの積み重ねで、これはお話するお仕事限定ではなく、
普段のコミュニケーションでも同じことで、
やりたいことを実現するためにも、コミュニケーションが大事だよ。
そんなことを、私なりに伝えたいと思いました。
「興味がもてることがない」そう答える子が少なくない中、
皆自分の関心をもっていることをしっかり言葉に出来ていて、
とても嬉しく感じました。
楽しい時間だったなぁ。
生徒数が少ないことで、先生とこどもたち同士のコミュニケーションが
しっかりとれている校風がとても恵まれていると感じました。
給食も全員そろって毎日食べているそう。
今度是非、お邪魔させてください。