森のちから
6月に入り、大好きな新緑の時期も一段落、
緑の色が深く濃くなっています。
先週末、大崎市・鳴子にある東北大学の研究施設である
フィールドセンターで、里山体験ツアーを実施しました。
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今年で3回目の実施。年一度で10数名限定の小さなツアーですが、
毎回一緒に企画をしている東北大学の陶山先生と
その時々の森の状況や天気にあわせてプログラムを考案している
とても大切なイベントです。
バスに乗り込み、舗装されていない道路を山奥までずんずん進んでいく
他のツアーとは一線を画した内容で、
陶山先生の研究での様々なエピソードを交えたガイドトークもポイント。
今年も年代も職業も様々な方々が参加してくださいました。
自然の中で歓声をあげたり、へえ〜‼︎と感心したり、
自然の中で長い深呼吸やため息をついたり。
大人も子どもも、感情が素直になっている様子を見ると
よかったなあとしみじみ思います。
忙しい毎日を過ごしていると、
どうしても素の自分に戻る時って後回しになってしまいますよね。
森に行くと、人間の定規では計り知れない時間軸の長さと懐に抱かれて、
素に戻っていく感覚が好きです。
同時に、単に癒されるということではなく、自然の厳かさや偉大さに
ちょっと怖くなる感覚もあります。
そういう敏感な感覚を忘れないことが、きっと、
自然に謙虚でいられるということなのかもしれません。
森をフィールドに、いろいろな方とつながることが出来て、
とても幸せです。