多様なものづくりのきっかけを こどもたちに
みやぎプロコン ロゴ&コピーライティング
今でこそ、自身のSNSで情報発信をし、ウェブメディア運営などに携わっているが、
大学生の頃はしばらくガラケー愛用者で、スマホに切り替えたのも遅め、
久しぶりに学生の頃の友人に会うと「スマホ使ってる!」と驚かれる程。
メールより手紙派、とまでは言わないが、
知らないが故、ざっくり言うとネットとか、システムとかより、
リアル、アナログを良しと思っている方だった。
そんな私に、ウェブとの携わり方、仕組みを一から教えてくれた方々が、
ここ、宮城で新しい動きを作ろうとアクションを起こしている。
「宮城で小中学生向けのプロコンをやる」
はて、プロコンとは?と思った方。
2020年から小学校でプログラミング演習が必修化する、というニュースが出て早数年。
プログラミング、という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないだろうか。
近年では実際に、全国各地でこどもたちを対象としたプログラミングワークショップなどが人気で、
プログラミングを使ったアイディアを競う大会「プログラミングコンテスト(プロコン)」が盛んだ。
私にウェブの面白さを教えてくださった方々は、
プログラミングネットワーク仙台(PCN仙台)として、
プログラミングが騒がれる何年も前から地道に活動を広げている。
そんな折、こどもが何かに夢中になっている時のように目をきらきらさせながら、
私に「宮城で小中学生向けのプロコンをやる」(どうだ!えっへん!)
と言い放ったPCN仙台の親方。
(えーっと、私未だにプログラミングについてよく分からないんですけど…)
と言おうとした矢先、
「プログラミングなんだけど、ものづくりなんだよね」と、
さらに目をきらきらさせながら私をじっと見る親方。
プログラミングというと、難しい、専門性が高くて理解できない、と思う人も多いけど、
何も、こどもたちにプログラミングを学ばせて、
未来のエンジニアを育てる、というわけではない。
数字や言語をコンピュータに入力すると、
ものが動いたり、あかりがついたり、音が出たりするのがプログラミング。
そうして世の中の大半のものが動いている。
そのプロセスを体験してもらうことで、
できた!やった!面白い!と思ってもらう。それってものづくりの原点なんだ。
熱い力説を聞いて、私は初めて親方にお会いした時に聞かれたことを思い出した。
「奥口さんのやりたいことってどんなこと?」
社会人なりたて、拙くこたえた私に親方はこう言った。
「僕らがやっているウェブは手段のひとつなんだよね。
やりたいコンテンツを面白くするためのツール。きっかけなんだと思ってる。」
そうか、ウェブはいろんなもののきっかけになるんだ!
そこから、ウェブとの携わり方がぐんと広がった。
「宮城で小中学生向けのプロコンをやる」これもまさに、
こどもたちにとってのひとつのやりたいことへのきっかけ。
いろんなものが腑に落ちて、ロゴとコピーを決めた。
ロゴは、プログラミングの最小言語、0と1を組み合わせた。